目次
巻き肩とは

巻き肩とは、上腕が内ひねりになっているため肩や肩甲骨が本来の位置より前方にある状態を言います。
また、連鎖により猫背・ストレートネックも伴っています。
- 上肢が内ひねり
- 猫背・ストレートネックも伴う
ストレートネック


ストレートネックの直しかた
舌が定位置であるスポットにあることで首の前側の支えとなり柱の役割を担います。
また、舌が落ちていると口呼吸になり適切な呼吸ができないというデメリットもあります。
巻き肩の主な症状
巻き肩の主な症状は、肩こり・肩の可動域制限です。
- 肩こり
- 肩の可動域制限
1.肩こり
筋肉が前面は短縮して後面は伸長され、位置関係が崩れているため血行不良を生じて肩こりが起きます。
2.肩の可動域制限
肩が前方へズレてしまっているため、骨同士の衝突(インピンジメント)や組織の挟み込みが起きやすく、腕の上がりにくさや後ろに回りにくいなどの可動域制限が表れます。
巻き肩の主な原因
肩関節を内旋(内ひねり)作用のある筋肉は7つ、外旋(外ひねり)作用を持つ筋肉は3つ。
内旋筋の方が多いため、誰しもが巻き肩になりやすいと言えます。
内旋筋の働きで付着部位の肩甲骨や上腕骨が引っ張られて内にひねられるため、巻き肩・猫背の原因となります。
- 胸の筋肉が硬い
- 肩のインナーマッスルが硬い
- 上腕の筋肉が硬い
- 前腕の筋肉が硬い
- 大胸筋
- 小胸筋
- 上腕二頭筋
- 肩甲下筋
- 大円筋
- 烏口腕筋
- 上腕筋
1.胸の筋肉が硬い
胸から上腕の前側に付着する大胸筋・小胸筋。
特に小胸筋の牽引力は強力で、巻き肩を修正するためにケアが欠かせない筋肉です。

2.肩のインナーマッスルが硬い
巻き肩に関与するインナーマッスルは2つで、主に肩の安定させる働きを担っています。
- 肩甲下筋
- 大円筋
3.上腕の筋肉が硬い
巻き肩にさせる上腕屈筋群
- 上腕二頭筋
- 上腕筋
- 烏口腕筋

4.前腕の筋肉が硬い
スマホの普及やデスクワーク増加などで手首にかかる負担は増えました。
前腕・手部の筋肉は細かい動作は得意ですが、持久力や大きな力を出すことは苦手です。
前腕・手部の筋肉が疲労すると硬くなりパフォーマンスが低下します。すると上腕の筋肉がカバーし始めるため、筋緊張の連鎖は中枢へと波及し巻き肩の原因となります。
- 前腕屈筋群
- 手指屈筋群

当店では
ほぐし・肩甲骨の調整・ストレッチで巻き肩へアプローチします。
肩甲骨


肩甲骨はがし|肩甲骨ははがれない
肩甲骨はがしとは、肩甲骨周辺のストレッチです。※肩甲骨が実際に剥がれるわけではありません。
肩甲骨は肩甲上腕リズムという上腕骨との連動がありますので、肩甲骨の動きが悪いと肩の可動域が狭くなります。
肩甲骨がスムーズに動くことで肩関節の可動性が上がるため、主に肩こり・巻き肩・四十肩へのアプローチ法として用いられています。
セルフストレッチ
大胸筋・小胸筋


前腕屈筋群
