通称「テニス肘」、正式名称「外側上顆炎」は、手首や指の使いすぎで肘に痛みが出る症状です。
肘に表れる症状ですが、原因は手首と指です。
原因となる動作
- テニスでのバックハンド打ち
- マウスの使いすぎ
- スマホ操作で指をピンと伸ばす
- ほうきで掃き掃除
- 洗濯機から洗濯物を出す
- 鍋のフタを持ち上げる
いずれも、「手首を起こす」という動作が入っています。
原因となる筋肉
手のひらを下向きにして上にくるのが外側です。
原因となる筋肉は複数あり、いずれも肘の外側から爪の付け根まで伸びています。
この筋肉を「前腕伸筋群」といい、負担をかけすぎると筋肉のスタート地点である肘の「外側上顆」という部分に炎症や痛みが出ます。
前腕伸筋群
- 短橈側手根伸筋
- 長橈側手根伸筋
- 腕撓骨筋
- 総指伸筋
- 尺側手根伸筋
- 回外筋
背中や肩の筋力低下
★腕の筋膜のつながり”SBAL(スーパーフィッシャルバックアームライン)”を考えると、背中にある僧帽筋や肩の三角筋の筋力がうまく働かないために肘や手首の負荷が増えているとも言えます。

対策
美顔ローラーでセルフマッサージ
市販の美顔ローラーでマッサージができます。
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ストレッチ
腰の高さほどの台などを利用します。
立った状態で、台に指の甲→手の甲の順につけていき、肘は伸ばしたまま20秒伸ばします。
腱鞘炎予防マウス
手のひらが下向きになるオーソドックスなマウスは、手首を起こす筋肉を使い続けているため肘への負担がかかりっぱなしです。縦型のマウスを使うことで負担を減らすことができます。
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まとめ
- テニス肘は外側上顆炎といい、手首と指の使いすぎが原因
- 前腕伸筋群のケアと負担軽減を図る