クリニックの待合室で「健康のために歩きましょう」という動画が流れていました。その中で、大股歩きを推奨していたのですが、大股歩きにはデメリットもあり、間違った歩き方をすると姿勢が崩れる原因にもなるのです。

目次
大股歩きのメリット
- 腸腰筋(ちょうようきん)、大殿筋(だいでんきん)、大腿四頭筋(だいたいしとうきん)など、大きな筋肉をしっかり動かせます。
- しっかり歩くことで血流が良くなり、心拍数が上昇。自律神経のバランスを整える効果が期待できます。
大股歩きで注意すべきこと
ただし、大股で歩くときに 「脚が先行しすぎる」 歩き方をすると、前ももを使いすぎてしまうことで股関節のズレにつながって体のバランスが崩れてしまいます。
大股歩きで注意すべきことは、できるだけ骨盤の真下に着地することです。
骨盤の真下に着地することが大切!
脚を前に出しすぎると、前ももの筋肉を使いすぎてしまい、股関節のズレや負担の原因になります。
地面を蹴らないようにする!
地面を強く蹴る歩き方をすると、ふくらはぎを使いすぎてしまい、足首や膝の関節がズレやすくなります。
母趾球(ぼしきゅう)にしっかり荷重する!
足の親指の付け根である母趾球に体重を乗せることで、スムーズな重心移動ができます。


間違った歩き方が引き起こす姿勢トラブル
脚が先行した大股歩きは、大腿四頭筋(前ももの筋肉)を過剰に使って膝をピンと伸ばし切りやすくなります。これを膝の過伸展といいます。膝の過伸展は股関節と膝関節がズレやすくなり反り腰やスウェイバック姿勢など姿勢トラブルの要因となります。
膝の過伸展(かしんてん)
膝を伸ばしすぎることで、前ももがガチガチにな股関節や膝関節に負担がかかりやすくなります。

反り腰やスウェイバック姿勢
骨盤の位置がズレることで、腰が反ったり、背中が後ろに傾いたりしてしまいます。


まとめ:正しい歩き方で健康に!
歩幅が狭くなるとバランスが悪くなり、転倒のリスクも高まります。適切な歩き方を意識しながら、大股歩きを取り入れて、健康的に歩きましょう!
歩き方でお悩みの方はご相談ください!