肩こり=筋肉の硬さ、は間違い!?
「肩こりって、筋肉がカチカチだから起こるんじゃないの?」 そう思っている方は多いですが、実は 筋肉の硬さと肩こりには直接的な関係がない という研究結果があります。
ある実験では、肩こりがある人とない人の筋肉の硬さを測定したところ ほとんど差がなかった そうです。 さらに、施術後に肩こりが楽になった人でも、筋肉の硬さ自体はほとんど変わっていなかったとか。
つまり、 肩こりの「つらさ」は筋肉の硬さではなく、別の要因が関係している 可能性が高いのです。
肩こりの有無 | つらさ | 治療後 | |
---|---|---|---|
本人の主観 | ある | つらい | 楽になった |
筋肉の硬さ | 無関係 | 無関係 | 無関係 |
以上のことから、筋肉の硬さと肩こりは無関係ではあるものの、自覚症状は存在しているということになります。
そもそも「肩こり」ってどんな症状?
肩こりは、日本語特有の表現で、英語では「stiff shoulders」や「stiff neck」などと表されます。 つまり、 首から肩にかけての不快感やこわばり が特徴です。
では、具体的にどんな場所に症状が出るのでしょうか?
肩こりを感じる部分はどこ?
1.首から肩にかけて
僧帽筋周辺・首後面・首側面など、個人差があります。



2.後頭部(頭痛を伴う場合)
目の使いすぎで後頭部の筋肉が緊張し、 後頭神経 を圧迫して頭痛が起こることも。

発症部位 | 原因 |
---|---|
後頭部 | 後頭神経の圧迫 |
こめかみ付近 | 三叉神経の圧迫 |
側頭部 | 食いしばりなどによる咀嚼筋の緊張 |


3.肩甲骨周り
肩甲骨は体の中心と腕をつなぐ部分です。デスクワークなどで前腕を多く使うと肩甲骨が固定され、肩こりの原因になります。デスクワークで 腕を固定し続ける と、肩甲骨周りの筋肉が固まり、痛みにつながります。


肩こり解消のカギは「縮んでいる筋肉」ではなく「伸ばされている筋肉」!
「肩がこると、肩をマッサージしたくなる…」
でも実は、 肩こりの原因は筋肉が縮んでいるのではなく、むしろ伸ばされすぎていることが多い んです。
特に 猫背や前かがみの姿勢 では、肩の筋肉が常に引っ張られてしまい、こりや痛みにつながります。
肩こりが気になる方は、ぜひご相談ください!
肩こり用ストレッチ
簡単にできる胸のストレッチ動画も参考にしてみてください。
まとめ
- 筋肉の硬さと肩こりは関係ない!
- 肩こりは「首・後頭部・肩甲骨周り」にも影響する
- 肩こり解消には「胸のストレッチ」が効果的!
「肩こり=筋肉が硬いから」と思っていた人は、今日から 胸をしっかりストレッチ してみましょう!
肩こりでお悩みの方はご相談ください!肩周りの筋肉が原因ではないと施術でお伝えします!