通称テニス肘と言われる外側上顆炎は、肘の外側に痛みが出る症状です。トムゼンテスト・ミドルフィンガーテストなどで痛みが再現されます。

目次
テニス肘の原因となる動作
- テニスでのバックハンド打ち
- マウス操作
- ほうきで掃き掃除
- 縦型の洗濯機から洗濯物を出す
- 鍋のフタを持ち上げる
いずれも、手首を起こす(背屈)動作が入っています。

テニス肘の原因となる筋肉
テニス肘の原因となるのは肘の外側から爪の付け根まで伸びている前腕伸筋群です。負担をかけすぎることで筋肉の付着部分である肘の「外側上顆」という部分に炎症や痛みが出ます。
手のひらを下向きにして上にくる肘の出っ張りが外側上顆です。

前腕伸筋群
- 短橈側手根伸筋
- 長橈側手根伸筋
- 腕撓骨筋
- 総指伸筋
- 尺側手根伸筋
- 回外筋
テニス肘へのセルフケア
指間水かきをほぐす
指間水かき(指の付け根の間)をピンチして引っ張ります。
美顔ローラーでセルフマッサージ
市販の美顔ローラーでマッサージをすることができます。
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ストレッチ
腰の高さほどの台などを利用します。
立った状態で、台に指の甲→手の甲の順につけていき、肘を伸ばしたままストレッチします。
肩がすくまないように注意。
【デスクワーカー用】腱鞘炎予防マウス
デスクワークも外側上顆炎の原因になります。
手のひらが下向きになるオーソドックスなマウスは、手首を起こす筋肉を使い続けているため肘にも負担がかかっています。
縦型のマウスを使うことで負担を減らすことができます。
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まとめ
- テニス肘は外側上顆炎といい、前腕や指に伸びる筋肉に引っ張られて痛みが出る
- 前腕伸筋群と指間水かきをほぐす
- デスクワーカーは専用マウスに変更してみる
追記:巻き肩とテニス肘の関係って?
巻き肩っていうのは、肩が前に丸まって、腕が内側にねじれている状態のこと。
実は、テニス肘の原因になる筋肉には「前腕を外側にひねる」働きもあります。巻き肩のせいで肘の関節が雑巾絞りのようにねじれてしまうのでテニス肘の症状がなかなか改善しません。

このような場合は、全身のバランスを見ながら調整するのが大事です!テニス肘でお悩みの方は、うちだ整体院にご相談ください!