目次
肩甲骨はがしとは
肩甲骨はがしとは、肩甲骨周辺のストレッチです。※肩甲骨が実際に剥がれるわけではありません。
肩甲骨は肩甲上腕リズムという上腕骨との連動がありますので、肩甲骨の動きが悪いと肩の可動域が狭くなります。
肩甲骨がスムーズに動くことで肩関節の可動性が上がるため、主に肩こり・巻き肩・四十肩へのアプローチ法として用いられています。
- 肩甲骨の動きを滑らかにし、肩こりの解消や肩関節の可動域を拡大すること
肩甲上腕リズム
肩甲骨と上腕骨の連動した動きを肩甲上腕リズムと言います。
- 肩甲骨と上腕骨の動きの割合は2:1
- 腕を90°まで上げたとき、それぞれの動きは肩甲骨30°上腕骨60°
肩甲骨の動きが悪くなる理由
- 胸椎の可動域減少
- 腕の使いすぎ
- 常に胸式呼吸
- 脱力が苦手
肩甲骨の動き
肩甲骨は肋骨(ろっこつ)の表面をスライドするように動きます。
動きの基本軸は上下・左右・回旋の3軸です。
りや40肩などの改善への土台作りとなります。
肩甲骨はがしでストレッチする筋肉
肩甲骨周辺だけでなく、背中・上腕までの範囲にわたる筋肉が関連します。
- 僧帽筋
- 菱形筋
- 肩甲挙筋
- 棘上筋
- 棘下筋
- 小円筋
- 大円筋
- 肩甲下筋
- 前鋸筋
- 上腕三頭筋
- 三角筋
- 烏口腕筋
- 小胸筋
- 大胸筋
肩甲骨はがしへの導入ストレッチ
肩甲骨が肋骨に張り付くほどガチガチに固い場合、導入として胸の筋肉をストレッチを行います。
小胸筋がポイント
小胸筋は肩甲骨の前側にある烏口突起という部分に付着しています。
烏口突起に付着している小胸筋が硬く緊張状態になると肩甲骨が前方に引っ張られます。
そして肩甲骨が肋骨に貼り付いた状態となり可動性が低下してしまいます。
胸の筋肉のセルフストレッチ
小胸筋と大胸筋は二層でセットになっているのでストレッチで伸ばしましょう。
まとめ
- 肩甲骨はがしとは「肩甲骨周辺のストレッチ」
- 肩甲上腕リズムにより肩甲骨と上腕骨は連動している
- 肩甲骨の動きは3軸(6方向)
- 肩甲骨に関与する14の筋肉がターゲット
- 肩甲骨はがしの導入として胸の筋肉をゆるめる