通称「テニス肘」、正式名称「外側上顆炎」は、手首や指の使いすぎで肘の外側に痛みが出る症状です。
目次
テニス肘の原因となる動作
- テニスでのバックハンド打ち
- マウスの使いすぎ
- スマホ操作で指をピンと伸ばす
- ほうきで掃き掃除
- 洗濯機から洗濯物を出す
- 鍋のフタを持ち上げる
いずれも、手首を起こす背屈という動作が入っています。
テニス肘の原因となる筋肉
手のひらを下向きにして上にくるのが外側上顆です。
原因となるのは肘の外側から爪の付け根まで伸びている前腕伸筋群で、負担をかけすぎることで筋肉の付着部分である肘の「外側上顆」という部分に炎症や痛みが出ます。
前腕伸筋群
- 短橈側手根伸筋
- 長橈側手根伸筋
- 腕撓骨筋
- 総指伸筋
- 尺側手根伸筋
- 回外筋
背中や肩の筋力低下
腕の筋膜のつながり”SBAL(スーパーフィッシャルバックアームライン)”を考えると、背中にある僧帽筋や肩の三角筋の筋力がうまく働かないために肘や手首の負荷が増えているとも言えます。
1.テニス肘へのセルフケア
2.美顔ローラーでセルフマッサージ
市販の美顔ローラーでマッサージをすることができます。
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3.ストレッチ
腰の高さほどの台などを利用します。
立った状態で、台に指の甲→手の甲の順につけていき、肘は伸ばしたまま20秒伸ばします。
肩がすくまないように注意。首を長くしながら行います。
4.【デスクワーカー用】腱鞘炎予防マウス
デスクワークも外側上顆炎の原因になります。
手のひらが下向きになるオーソドックスなマウスは、手首を起こす筋肉を使い続けているため肘への負担がかかりっぱなしです。
縦型のマウスを使うことで負担を減らすことができます。
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まとめ
- テニス肘は外側上顆炎といい、手首と指の使いすぎが原因
- 前腕伸筋群と背側骨間筋をゆるめる
- デスクワーカーは専用マウスに変更する