このように膝を抱え込もうとすると股関節に詰まりを感じる症状は、腰から出ている大腿神経を促通することで解消できる場合があります。
目次
股関節の詰まりの原因は大腰筋による大腿神経の圧迫
腰椎から出ている大腿神経が大腰筋に圧迫されることで股関節の詰まりが起きています。
大腰筋は運動不足などにより硬くなりやすい筋肉で、腰から出ている腰神経叢を貫いています。
硬くなった大腰筋により圧迫を受けた神経はその領域のどこかに痛み・しびれ・感覚異常などの神経症状を起こすことがあります。
股関節の詰まりを治すポイントは腹筋の外側
硬くなった大腰筋を直接ほぐすことで神経の圧迫が解消されます。
指でへそを触知し、そのまま外側へずらしていくと腹筋の境目があります。この奥が大腰筋です。
大腰筋を探す
大腰筋は腹筋の外側の深層にあります。息を吐きながら両手の指を45°の角度で強く押し込んでいくと、大腰筋の硬い部分(硬結)を痛みとともに触知することができるので、この部分を呼吸と絡めながら緩めていきます。
大腰筋をほぐす
大腰筋の硬結を探すことができたら、呼吸とともに両手を使ってほぐしていきます。
- 息を吐きながら指を押し込み、5秒キープ
- パッと指を離し、大きく鼻呼吸
- 硬い部分が緩むまで繰り返し
まとめ
このテクニックは当店でも多用します。自分自身では大腰筋の場所・角度・押す強さなどがわかりづらいかもしれませんが、施術の際にセルフケアとしてお伝えしています。