「夜中に何度もトイレに行きたくなる…」そんな 夜間頻尿 に悩んでいませんか? 実は、その原因のひとつに 脚のむくみ が関係していることがあります。
結論として、寝る前に脚を高くする ことで夜間頻尿の予防が期待できます。
目次
むくみとは?
むくみは、体の特定の部分に 余分な水分が溜まる ことで、腫れや重だるさを感じる状態のことを指します。夜中トイレに行きたくなって起きてしまうことを夜間頻尿といいますが、脚のむくみが関連していることがあります。
むくみの主な原因
- 血液やリンパの流れが悪くなる(長時間同じ姿勢が続くなど)
- 塩分の摂りすぎ(体内に水分が溜まりやすくなる)
- 運動不足(筋肉のポンプ作用が働かず、血液や水分が滞る)
- 心臓・腎臓・肝臓の機能低下(体の水分調整がうまくいかない)
姿勢とむくみの関係
「長時間立ちっぱなしや座りっぱなしで脚がパンパン…」そんな経験はありませんか?これは 重力 によって水分が下半身に溜まるからです。
- 立ち姿勢・座り姿勢 → むくみやすい
- 横になった姿勢 → むくみにくい
たとえば ペットボトルの水 をイメージするとわかりやすいです。
横に倒した状態 → 水が全体に分散(むくみにくい)
立てた状態 → 水(体液)が下に溜まりやすい(むくみやすい)

夜間頻尿の予防には「脚を高くする」
日中に脚がむくむと、夜に寝たときその水分が上半身に戻り、腎臓が尿として排出しようとするため 夜間頻尿 につながります。
これを防ぐために、寝る前に脚を高くする のが効果的です。
簡単にできるむくみ解消のコツ
- オットマンやクッションで脚を高くする(寝る1~2時間前)
- デスクワーク中も、足元に台を置くと良い
- ふくらはぎのストレッチやマッサージを取り入れる
「歩く」だけでむくみが解消できる?
歩くことで ふくらはぎの筋肉 が動き、ポンプ作用が働きます。
ポンプ作用とは?
- 筋肉が収縮 → 血液やリンパが上へ押し戻される
- 筋肉が弛緩 → 新しい血液が流れ込む

つまり、ふくらはぎを動かすと、溜まった水分が押し戻され、むくみ解消につながる のです。
運動のポイント
- 1日8,000歩(65歳以上は6,000歩)を目標に歩く
- ウォーキングや踏み台昇降運動が効果的
- 座りっぱなしの人は1時間に1回、軽くストレッチをする
まとめ
- 夜中トイレに起きるのは「脚のむくみ」が原因のこともある
- 寝る前に脚を高くすることで夜間頻尿を予防できる
- ふくらはぎの筋肉を動かすと、むくみ解消につながる
- 1日8,000歩(65歳以上は6,000歩)を目標に歩く習慣をつける
夜中のトイレが気になる方は、まず 脚のむくみ対策 から始めてみましょう。
むくみでお悩みの方はご相談ください!