「肩こりがひどい…」「腰が重い…」「夜中に足がつる…」
そんな悩みを抱えているなら、マグネシウム入りの入浴剤を試してみませんか? お風呂に浸かるだけで、体がラクになるかもしれません。
マグネシウムって何?
マグネシウムは体にとって大切なミネラルのひとつです。筋肉を動かしたり、神経の働きを助けたりする役割があります。
でも、食事だけでは十分なマグネシウムをとるのが難しいことも。そこでおすすめなのが 「マグネシウム入浴剤」 です!
マグネシウムと肩こり・腰痛の関係
マグネシウムは、筋肉をゆるめる働きを持つ大切なミネラルです。
一方で、筋肉を縮める役割をするのがカルシウム。
この2つがバランスよく働くことで、スムーズな筋肉の動きが保たれます。
しかし、マグネシウムが不足すると筋肉がゆるみにくくなり、硬くこわばってしまうのです。その結果、肩こりや腰痛が起こりやすくなり、足がつりやすくなってしまいます。
また、汗をかくとマグネシウムはどんどん失われます。運動後や暑い季節に足がつるのはこのためです。
マグネシウムは不足しやすい
マグネシウムは体のさまざまな働きに関わる重要な栄養素ですが、意外と不足しがち。例えば、こんな場面で大量に消費されます。
- 表皮を作るとき
- ATP(体のエネルギー源)を作るとき
- 睡眠ホルモン「メラトニン」を作るとき
- ドーパミン・セロトニン分泌のとき
- インスリン(血糖値を下げるホルモン)分泌のとき
- ジャンクフードやアルコールを消化するとき
マグネシウムの効率的な摂取方法
マグネシウムを摂る方法には、次の4つがあります。
- 食事から摂取する(海藻、ナッツ、大豆製品など)
- サプリメントで補う
- 皮膚から吸収する(経皮摂取)
- 医療機関で注射を受ける
この中で、特におすすめなのが「③皮膚からの吸収」です。
研究によると、経皮摂取の吸収率は経口摂取の約3倍。つまり、肌から取り入れるほうが効率的にマグネシウムを補えるのです。
経皮摂取には「入浴」が最適
皮膚からマグネシウムを取り入れる方法として、一番手軽なのがマグネシウム入りの入浴剤を使うことです。入浴は習慣にしやすいので、無理なく続けられます。
1週間で効果を実感!マグネシウム入浴の研究結果
イギリス・バーミンガム大学の研究では、エプソムソルト(硫酸マグネシウム)を入れたお風呂に浸かると、血中のマグネシウム濃度が増加する ことが確認されています。また、7回目の入浴後には、体内のマグネシウム濃度が安定するという報告も。
つまり、1週間ほど継続すれば、効果を感じられる可能性が高いのです。
テキサス・ベイラー大学医療センターの実験結果
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC295344/
エプソムソルトに長時間浸すと、血中のマグネシウム濃度が増加します。(中略)7回目の入浴から24時間後の尿中のマグネシウム濃度の測定では、値がほぼ対照レベルに戻りました。
硫酸マグネシウム(エプソムソルト)の皮膚からの吸収に関するレポートhttps://www.mgwater.com/transdermal.shtml
ネットで手軽に買える!マグネシウム入りの入浴剤
マグネシウム入りの入浴剤として有名なのがエプソムソルトです。「ソルト(塩)」と名前がついていますが、実は塩ではなく硫酸マグネシウム。
16世紀にイギリスのエプソムという村で発見されたことから、この名前がつけられました。
エプソムソルトの特徴
- 無香料・無着色で安心
- お湯は無色透明
- 追い焚きOK
- 防腐剤無添加
- 残り湯で洗濯OK
- パッチテスト済み
使い方は簡単!
浴槽200Lに対して100gのエプソムソルトを入れるだけ。お湯の温度や入浴時間にこだわらず、自分の好きなスタイルで楽しめます。
ただし、一部の入浴剤は風呂釜を傷める可能性があるため、追い焚きや残り湯の使用には注意しましょう。
硫酸マグネシウム入りの入浴剤「エプソムソルト」
欧米では、古くから多くの家庭や海外セレブの方々に好んで使われてきた入浴料で、近年はハリウッド女優や有名スポーツ選手など、美容と健康に関心の高いセレブリティが愛用しているそうです。
実際に湯に溶かしてみると、湯の色も湯の感触も、エプソムソルトを入れる前と後で変化は感じませんでした。入浴時間や湯温にはこだわらず好みで使用するのがおすすめです。アースコンシャス社のエプソムソルトの商品説明によると、エプソムソルトの使用量は、浴槽200Lに対して100gです。
※バスクリン「きき湯 腰痛 肩こりに」はドラッグストアのほうが安い場合があります。自力で調べたところ店頭価格600~750円ぐらいでした。
また、硫酸マグネシウムの他に塩化マグネシウムを含んだバスソルトもあります。こちらはマグネシウムの含有量が多いですが、皮膚への刺激が強いので敏感肌の方は注意が必要です。
塩化マグネシウムの入浴剤
エプソピアのバスソルトは塩化マグネシウムです。
塩酸マグネシウムのほうが効果が高いと言われています。
中身はフレーク状です。45回分で600gなので経済的。1回分が13.3g。
エプソムソルトと塩化マグネシウムの違い4つ
1.マグネシウムの含有量
エプソムソルト(硫酸マグネシウム)よりも塩化マグネシウム(塩化マグネシウム)の方が、含まれるマグネシウムの量が多く、少量で多くのマグネシウムを吸収できると言われています。
2.肌への刺激
塩化マグネシウムはエプソムソルトよりも皮膚への刺激が強く、かゆみを感じたり、敏感肌の人には刺激を引き起こすことがあります。赤ちゃんのデリケートな肌にもあまりおすすめされません。入浴前に使用して洗い流すことが推奨されています。
3.風呂釜への影響
エプソムソルトは風呂釜を痛めず追い焚き可能ですが、塩化マグネシウムの種類によっては微量の塩(塩化ナトリウム)が含まれている場合もあるため、長期使用で風呂釜を損傷させる可能性があり、追い焚きや残り湯での洗濯は控えましょう。
4.効果・効能
マグネシウムはセラミドの原料になるため肌の修復や美肌効果が期待できます。
硫酸マグネシウムは保水、塩化マグネシウムは保湿の効果があります。
項目 | エプソムソルト (硫酸マグネシウム) | 塩化マグネシウム |
---|---|---|
マグネシウム含有量 | ||
肌への刺激 | 肌にやさしい | やや刺激が強い |
風呂釜への影響 | 無影響、追い焚き可能 | 長期使用で影響あり |
効果・効能 | 肌修復・美肌効果あり | 肌修復・美肌効果あり |
保湿・保水効果 | 保水 | 保湿 |
まとめ
※過剰塗布・長期利用により副作用で肌へのダメージが報告されているので注意
マグネシウムは、肩こり・腰痛・足のつりを防ぐ大切なミネラル。食事だけでは十分に摂るのが難しいため、入浴剤で経皮摂取するのがおすすめです。
「なんとなく体がだるい」「肩こりがつらい」と感じたら、マグネシウム入りの入浴剤を試してみてください。きっと、お風呂上がりの体が軽くなるのを実感できるはずです!
また、急に足がつったときには マグネシウム入りのオイルやスプレー も便利です。スポーツをする人は、トレーニング後のケアに取り入れると良いでしょう。
肩こり・腰痛・足がつってしまうなどの症状でお悩みの方はご相談ください!