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足首のゆがみ「回内足」と「回外足」

目次

かかとの骨が外側に傾くと”回外足”

回外足(over spination)は外側に荷重がかかりやすく、”かかとが外側に倒れやすい(足の裏が内側を向きやすい)状態”です。

回外足の写真
かかとが外側に倒れるため捻挫しやすい
  • 重心が外側にかかりやすいため、足首外側の靭帯を傷める内反捻挫を起こしやすい
  • O脚になりやすい
  • 外反母趾・変形性膝関節症・変形性股関節症・猫背につながる

回外足の原因:筋肉をうまく使えていない

足裏中央まで伸びている長腓骨筋後脛骨筋という筋肉が、足首を安定させ土踏まずを引き上げています。この筋肉たちがうまく機能していないと「回内足」「回外足」「捻挫をしやすい」「偏平足」につながります。

長腓骨筋と後脛骨筋

この2つの筋肉が、土踏まずを支点にして上方向へ引っ張り上げる働きをサポートしています。

また、足首の横方向へのぐらつきを抑え安定させるために、両筋肉の引っ張り加減が均等であることが求められます。

長腓骨筋と後脛骨筋のイラスト
脚のアーチの頂点を支えている

対策1:つま先立ちエクササイズ

回外足の方は足首が不安定なことも多く、つま先立ちでねじれが入ったり最高点まで上がりきらないクセを修正しましょう。

つま先立ち2つのポイント
  • かかとをまっすぐ引き上げる
  • MAXまで上げる
つま先立ちの写真
まっすぐ、最大までかかとを上げる

回外足は、後脛骨筋・腓骨筋の強化で修正しましょう。

「MAXつま先立ち」です。

回数は5回からスタート。できるようになったら1秒に2回のペースでリズムよく。

徐々に段階を上げて回数も増やします。

強度手すり
1両脚あり
2両脚なし
3片脚あり
4片脚なし

踵がまっすぐ上がっているのを鏡で確認しながらやりましょう。
2週間ほどで変化は出るはずです。

対策2:竹踏みで外側アーチを引き上げる感覚を養う

足裏には3つのアーチがありますが、回外足の場合「外側縦アーチ」が下がっています。

竹踏みで足の外側に体重をかけることで、外側縦アーチの 頂点「立方骨」の引き上げる感覚を養います。

足アーチのイラスト
立方骨の写真
【右足を上から見た図】
回外足対策の写真
外側が下がっているのが回外足
小趾側に荷重して立方骨を持ち上げる写真
小趾側に荷重して立方骨を持ち上げる

対策3:回外足用インソール

リアライン・インソールライトは、外側縦アーチのサポート機能と横アーチサポート機能があり、2,200円というリーズナブルな価格で試しやすいと言えます。

対策4:回外足用シューズ

かかとが内側に傾きやすいように設計されているアシックスのGEL-NIMBUSシリーズ。

靴について回内足・回外足双方に言えることですが、かかと後面と側面を支える”ヒールカウンター”が硬いシューズを強くおすすめします。
学校で履く上履きのようにかかとをつぶせる靴では踵骨(かかとの骨)が不安定になりやすいため足首がねじれやすいので注意。

また、良い靴を選んでも誤った履き方をしていると効果はありません。
履く際に”かかとトントン”、”靴ひもを毎回結ぶ”、この2点は必須です。

まとめ

  • かかとの骨が傾いた状態を「回内足」「回外足」といい、日本人の70%が回内足
  • 人骨の最下段=かかとの骨が傾くと、バランスを取ろうとして他のどこかにひずみが出る
  • 回内足にはアメリカ式(硬い)インソールを、初めて購入の場合は店頭で要計測
  • 回外足にはつま先立ちエクササイズを2週間
  • シューズも組み合わせるとなお良い
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