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急激に発生した腰痛を総称してギックリ腰という
急激に発生した腰痛を総称してギックリ腰と言い、医療機関などでは急性腰痛症と診断されます。
海外ではこの痛みをHexenschuss=魔女の一撃と表現します。
ギックリ腰には大きく3つの重症度があり、寝返りやトイレに行くことも困難な重度、特定の姿勢や動作だけ激痛が走る中程度、痛みはあるもののある程度動ける軽度に分類することができます。
また、発症時が最も痛みの強いギックリ腰、違和感から始まって徐々に痛みが強まり数日後に症状のピークが現れるギックリ腰など、症状の経過も一様ではありません。
ギックリ腰の原因は自律神経の乱れが多い
ギックリ腰の原因は自律神経の乱れによるものが多く、睡眠不足や過度のストレスや深酒などがその要因にあります。
ギックリ腰を治すポイントは大腰筋
ギックリ腰を治すポイントは大腰筋という筋肉を緩めることです。
大腰筋は胸椎12番〜腰椎4番にガッツリと付着し、股関節をまたいで大腿骨まで伸びています。
この大腰筋が硬くなってしまうと胸椎12番〜腰椎4番の動きが制限され、腰から出ている腰神経叢という神経の束を圧迫しているため痛みが出ています。
胸椎12番〜腰椎4番を動ける状態にし、かつ神経を圧迫から解放するため大腰筋を緩めます。
ギックリ腰のセルフケア
ある程度動けるようになるまでは安静
ある程度動けるようになるまでは安静にし、痛みが強い場合は鎮痛薬や骨盤ベルトでサポートしましょう。
おすすめ骨盤ベルト
バリアスツイスト(ダイヤ工業)
ダブルギア構造により軽い力で固定でき、骨盤を強力にサポート。細身なので動きを妨げにくいのでおすすめです。
動けるなら動く
動けるなら動くほうが良いとされています。
- 動けるようになってきたら動いてOK、ずっと安静はNG
- 日常生活動作やウォーキングなど
- 温める
動けるようになってからも2週間は再発リスクに注意
- 日常生活や運動に支障がない状態に回復しても、さらに2週間程度は再発のリスクあり
- 寝不足・深酒に注意
まとめ
- ギックリ腰の原因は自律神経の乱れが多い
- 治すポイントは大腰筋
- 動けないときは動かない、動けるようになったら動いてOK
- 2週間は再発に注意